「えー、もったいない。真琴、自分じゃ自覚ないみたいだけど、あんたメッチャ美人なのよ?」 は?あたしが美人とかありえんし。 「はあ、まあいいわ。そのうち分かるって。」 そう言って予鈴のチャイムが鳴ったため、あかりはじぶんの席に戻って行った。 この日もあたしは、ほとんどの授業を見事に寝て過ごした。