その総長の他にあたしの面倒をよく見てくれたのが
祐司だった。
あたしは祐司に心を惹かれて・・・
祐司もあたしに心を惹かれ・・・
互いに惹かれ合い、恋に落ちた。
その頃祐司はあたしより喧嘩が強くて、いつもピンチの時はあたしを守ってくれた。
そんなある日、総長が引退した。
その次期総長に選ばれたのがあたし。
あたしはてっきり祐司が選ばれると思っていた。
祐司も・・・
「俺、総長になるのが夢なんだよな」
って言ってた。
そんな祐司の夢をことごとく奪ってしまったあたし。
だけど祐司は変わらずにあたしを愛してくれた。
・・・ううん、本当はあの頃から変わってたのかもしれない。