それは
あたしが羅蝶の総長をやってた頃・・・・・
「おーい、お前ら!準備出来たかあ?」
「おっす、真琴さん!」
「早く行きましょう!」
「今日のスピード制限は何キロっすか?!」
みんなはあたしを慕ってくれた。
あの頃のあたしはまだ15歳ってゆー、ガキだったのに。
・・・今もガキか。
中学生だったあたしは、中学2年の時に総長に選ばれた。
前の総長はなんであたしを選んだのかはしらないが、人一倍喧嘩が強かったあたしは・・・
総長という座に誇りを持っていた。
羅蝶の奴等は、中学生だったあたしを総長として受けとめてくれて・・・
本当に良い奴らだった。
そんな奴らがあたしは大好きだった。