「ねえ真琴、あれから蓮也くん達とはなにもないの?」
放課後、帰る準備をしていたらあかりが急に聞いてきた。
「なんも。てかもう関わりたくないし」
「えー、もったいない!3人ともヤバイくらいイケメンじゃないっ!」
「興味ない」
あたしはイケメンだろうがなんだろうがどうだって良い。
たまに春からメールやなんやら来るけど、あたしはそれをすべて無視だ。
あいつらに関わるとろくな事にならなそうだしね。
それに、もう二度と会うことはないだろうし。
・・・・・
ブォンブォン
ん?
「なんだろう、騒がしいね、外」
そう言って窓から顔を覗かせるあかり。
「ち、ちょっと!!真琴来てっ!」
「あー?んだよもー・ ・・はあああああ?!」
なんであいつらがここにいるんだよっ!
あたしが見たのは、蓮也、春、清吾がバイクにまたがって窓から顔を覗かせてるあたしを下からみていた。
「おーい!真琴!迎えに来たぜー!」
清吾が大声であたしを呼ぶ。
まじやめて!まじ恥ずかしい!てかいつの間にあたしを呼び捨てにしてやがんだよ!