そこにはよろよろ歩いている清吾がいた。 ちょ、あんなんで階段降りたら落ちるって!! あたしは急いで清吾の元へ駆け寄った。 「ちょっと清吾、大人しく座ってなさいよ」 「んー、真琴ちゅー♪」 「バカな事言ってないで部屋戻るよ」 そう言って清吾を部屋に戻そうと腕を引っ張ったが、逆に引っ張られてしまった。 ポスッ あたしは今清吾の腕の中にすっぽり収まった。