みんなは少し緊張をした顔をしながらも、しっかりとあたしを見つめて話を聞いてくれてる。
「・・・でも、これから話す事を聞いたら、みんなあたしの事を軽蔑しちゃうかもしれない。・・・まあ、されてもしょうがない事実なんだけどね。」
あたしはそれが怖かった。
これを話たら、みんなはあたしから離れてしまうと思って・・・・。
「真琴」
あたしは蓮也に名前を呼ばれ、俯いていた顔をパッと上げ、蓮也を見た。
「俺らは、お前がどんな事を話そうが、軽蔑したり、離れて行ったりなんなしねえ。
だから、安心して、お前の全てを俺らに話てくれ。
お前のすべてを・・・知りたいんだ」
蓮也は・・・ゆっくり。一言一言をハッキリと。
あたしに伝えてくれた。
春と清吾の方を見ても、優しく笑ってくれて、頷いてくれた。
あたしは・・・すごく安心した。