あたしが泣き止んで落ち着くと
春がココアをくれた。
「ありがとう」
あたしはお礼を言ってココアを飲んだ。
「・・・で、あいつはいつからお前の近くにいたんだ?」
蓮也が急に聞くからなんの事だか分からなかった。
「え?誰の事?」
あたしが聞き返すと
蓮也はため息をつき、
「柳田だよ」
一言そう言った。
なんだよ、別にため息つかなくったって良いじゃん。
「二週間くらい前?なんか急にうちの学校に転校して来て、同じクラスの隣の席になっちゃって」
そう言ったら3人の顔が一斉に怖くなった。
え?!まじ何?!?!