・・・・『俺を、一発殴ってくんねえ?』
はあああああぁぁぁ?!!
「・・・あんた、マゾ?」
「・・・ぶっ。いや、そーゆう事じゃねえんだけどさ。蓮也を止めたパンチがどんだけのもんかと思って。」
吹やがったよ、こいつ。
んでもってやっぱりマゾだよ、こいつ。
「・・・・無理。」
あたしは言った。
「なんで?」
「意味もなく、人殴りたくないから」
あたしは本当の事を言った。だって、殴って逆に仕返しとかされたらヤダし。
無意味に人を殴るような事をしたくない。
そんな事を考えていたら茶髪の男が近寄って来た。
何かと思って、少し身構えたが・・・・・
!!!!!!!!!
「なにしやがんだ、茶髪ヤロー!!」
あたしは茶髪の男をおもいっきり殴った。
「いってえー」
そりゃな!
メッシュの男よりちょっと強めに殴ったもんよ!!
だって、だって!
急に茶髪の男が近寄って来たと思ったら急にあたしにおおいかぶさってきて、あたしの尻をなでやがったんだもんっ!
「こんの、変態っ!!」
あたしは茶髪の男に怒鳴った。