「女の子?」
金髪が言う。
ええまあ、一応ギリギリ女だと自分じゃ思ってますけど。
「うあ、すげー美人。こんな子がお前なんか殴るわけねーじゃん。」
と茶髪の男。
「いや、まじ殴られてたんだって。見かけによらず、女だとは思えねえパンチだったぞ。」
・・・・・・あん?
「おい、さっきからメッシュのヤロー。聞いてりゃムカつく事ばっか言いやがって。」
「ほれ、こいつの口調からして女だなんてとても思えねーよ。」
ブチッ
「てめえ、もう一発殴ってやろーか?」
あたしはさすがにキレた。
「あー!ごめんごめん、こいつ元からこんなんだからさっ。許してやって?」
金髪男があたしをなだめる。
「つか、蓮也止めるとかすごくね?キミ、何者?」
茶髪の男があたしをまじまじと見ながら言う。