「とにかく、お前の事は俺らが守る」
そう言って蓮也はあたしの手を握る力を強くした。
「別にあたし、守ってもらう程弱くないんだけど」
「あ?・・・っとに、可愛げのねー女だな」
「んだと?つーか、蓮也あたしより強いのかよ」
「はっ、女のお前に負けるなんざありえねーな」
「へー、じゃあ怠慢張るか?表出ろよ」
「あんたらさあ、手握りながらそんな言い合いしてても説得力ねーぞ?」
・・・・・ん?
あたしは部屋のドアの方に目を向けると。
春と清吾が呆れ顔で立っていた。
・・・・お前等は不法侵入が趣味なのかよ
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