あたしはもう我慢の限界だった。




「ふざけないでよ!!
彩がこんなに頑張ってんのにあんたは何でわかってあげられないの!?
一人じゃ何にもできない癖に!…
調子のんのもいい加減にしてよ!」




「千里…」




「あぁ?てめぇ誰だよ!
おめぇに関係ねぇだろ!」




隼人君が暴れながらあたしに怒鳴った。




「関係ないよ!そんなのわかってる。
でも感謝するのは常識でしょ!幼稚すぎ!」




あたしは負けない。




「てめぇも殺されてぇか!
名前なんつうんだよ!」




隼人君が警察の人の手を振り払って言った。