目の前の光景は、中学生の学ランをきた四人の子が、
高校一年の三人をボコボコにしていた。


たぶんこの高校に乗り込んできたらしい。

高校一年の三人は血だらけだった。




「お…い…おまえら…なにもんだ…」




一年生の人が学ランの子に苦しそうに言った。




「俺の名前は石川隼人!
ずいぶんおまえら俺たちの仲間かわいがってくれたらしいじゃん?だから、お礼におかえししなきゃなって!」




そういいながら、顔面を蹴ってた。




周りの人たちは、ただ呆然とみてる。

悲鳴をあげたりする子もいた。



あたしたちは、すぐに彩の弟だと認識した。

その時だった。




「隼人…」



彩はその場で倒れた。