「いって～！まだなにも言ってねぇだろ！」


「だいたい言うことわかってるわよ。」


お互い見つめあい二人は微笑んだ。



「おみやげはホントになんでもいいんだね？」


「ああ、どーせたいしたもんないんだからさ。」


「そんな事いわないでよ～。
わかった、私がチョイスする。」


「じゃあよろしく。」



「じゃぁね、隼人君。」


「おう、楽しんでこいよ！」


「うん。」



あたしは笑顔で答えた。



ああ～元気そうでよかったぁ。
久しぶりに見てもあまりかわってなかったなぁ。
茶色い髪の毛がちょっと薄くなったくらいかな？


だいたいあたしも男性と会うくらいで緊張すんなよ～、しかも隼人君で。


これじゃ修学旅行の時直人と一緒に長崎の町を歩くとき笑われちゃう。


しっかりしなきゃ、あたし。