「まじかよ…、てか何で先に俺たちに言ってくんなかったんだよ!」



健太が彩に怒鳴った。



「ちょ、健太そんなきつくいうこと無いでしょ!」



あたしは健太に怒った。




「いいの千里…
ごめんね?弟が不良なんて言えなかったの…」




彩がまた泣きながら言う。




「大変だったんだな…、あまり考えすぎんなよ」



「ありがと、直人…」



「元気出せよ、俺たちがいるじゃん!」



健太が珍しく下手に励ます。



「彩は一人じゃないよ…」

春香が彩に優しく言った。


そんな中、千里が大きな声でみんなに言った。