「僕は………僕は……。」


「どうしたの、健太君?」



「ぼ、ぼ、僕も……直人君……応援……するよ……。」



なぜか俺は直人を応援すると言ってしまったんだ…。
それからとゆうものの、俺と春香と彩は直人の恋を一生懸命サポートした。
そんなことホントはしたくなかった。
でも今更みんなに千里の事が好きなんて言えなかった。
大切な友達を裏切るじゃないかと思ったからだ。
でも直人は一向に告白しない。
だけど今年の夏、直人は千里にキスした。
そんでもって千里に修学旅行の自由行動一緒に店回ろうって約束したし。



もしかして千里は直人のことが好きなんじゃ……。



健太は手を握り楽しそうに長崎の店を歩き回ってる直人と千里を思い浮かべ、少し涙がでてきた。



「健太、健太!なにボーッとしてんだよ、もう授業始まるぞ?」



直人が健太の肩を揺らしながら言う。



「あ、ああ、行くか……。」



健太と直人は急いで教室に戻って行った。

健太は流した涙をこらえながら走っていく……。