キーンコーンカーンコーン……



次の日、またいつもと変わらない朝がきた。

あたしはダッシュでドアをあけた



「ハァハァ、おはよー、彩、春香!間にあったぁ。」



「たく、千里はいつもぎりぎりくるわね~。」



「朝弱いのはわかるけどもう少し早く来たら…?」



春香と彩があきれながら言う。
朝弱いの直さなきゃな~。



「あ、そうだ、もうすぐ修学旅行だよね!」



春香がいきなり目をキラキラさせながらあたし達を見る。



そうえばそうだ、もうすぐあたし達は長崎へ修学旅行だ。



あたしも目をキラキラさせながら言った。



「長崎と言えばさ、長崎ちゃんぽんとか、佐世保バーガーとか、あと、あと……」



「千里……、食べ物ばっか……。」

彩は苦笑いした。