あたしは隼人君に抱きついた。
隼人君はすごくボロボロだがすごく暖かい。



「村上……。もうちょっとそうやっていてくれない…?」



「え?」



隼人君は折れたあばらの痛みをこらえながら言った。



いつもなら…「きもちわりぃな!」って言うのに…。



あたしはしばらく隼人君の温もりを感じていた。






しばらくすると救急車がきた。



病院の先生たちが隼人君を乗せて病院に向かう。



そのあと彩と春香と合流して、5人で病院に向かった。