男達はざわめいた。



千里は坂本の目の前に立った。



「隼人君を…隼人君を返してください!!」



千里の声が倉庫の中で響く。



「いや~、怒ってる顔も美しいですね。」



坂本は千里の顔を触る。



すると隼人がゆっくりと目を開けた。



「村上……何で……ここに…」



「隼人君…今助けるからね!」



千里が隼人の所へ行こうとした瞬間、坂本に止められた。



「おっと、隼人君を解放したいのなら条件があります。」



「条件?」



「千里ちゃんの体を好きにさせてくれたら隼人君を返してあげますよ?」