「初めましてみなさん。私、坂本ともうします。
ま、千里ちゃんは初めましてじゃないか…。
前、千里ちゃんを襲ったときに隼人君に邪魔されたから殺そうと思ってるんですよ?
でも私はそんな隼人君にチャンスをあげました。
「ここに村上千里を呼べば、解放してやるよ」って言ったんですけど、この男、それを拒否したんですよ!
馬鹿ですよね!!ホント馬鹿ですよ!!
命捨ててでも千里ちゃんを守るんですから!
とゆうわけで、隼人君を今からめちゃくちゃにしまーす。
たぶん死んじゃうかもしれませんが…。」



すると電話が切れた。



「嘘よ……嘘よ!嘘よ嘘よ嘘よ!!」



彩はそう叫び、しゃがみ込んでショック状態になっていた



「そんな…隼人君…。またあたしのために…。
やだ!やだ!死んじゃやだよ!!隼人君!!」



あたしは泣いて泣いて泣いて泣きまくった。


それは春香も健太も直人も同じ。




隼人君馬鹿だよ…。
こんなあたしのために命をかけるなんて…。
もうあなたは昔の隼人君じゃない。
あなたは変わった。
できるならあたしが代わりに死んでしまいたい。
あたしのせいで隼人君が殺されるんならあたしを殺してほしい……