「ハァハァ…。直人、どうゆう事?」



あたしたちは走って直人達の所へ行った。



「おお、千里。さっき健太と街を歩いてたらさ、
あの集団が隼人を引きずりながら歩いてて…。
そしたら隼人をトラックに入れてどっか行った…。」



「そんな…。」



あたし達は息を飲んだ。



「何で隼人がこんな目に!隼人が何かしたの!」



彩は泣きながら叫んだ。



「隼人君…。なんで…また…。」



そう思うと涙が止まらない。



そしたら彩の携帯のアラームが鳴った。



「…。は、隼人。隼人からだ!」



「マ、マジかよ!みんなに聞こえるようにしてくれ。」


彩はみんなに聞こえるように設定し、電話に出た。