「じゃ、隼人じゃあな。」



「おう!」



隼人はみんなと別れた。



あたりはまっ暗。



「早く帰って飯食お~。」



隼人は一人で街を歩く。


周りを見るとラブラブなカップルばかり。



「……。俺は誰が好きなんだろう…。」



こんなに外は暑いのにもっと暑く感じる街。



「本気で恋愛…、か…。」



隼人は歩きながら呟く。



すると前から20人くらいの男達が、
隼人を一瞬にして囲む。



「久しぶりですね~、石川隼人君~。」