翌朝、私はあの後気持ちが抑えられずにいたので、全然眠れていない。 

まぁ、つまり眠すぎて起きられません!! 


『おい、莉緒。起きろ。』

「む………で…。」
かすかな声。眠すぎて〝無理です〟と言いたいのに、全然声が出ない。


『起きないなら襲って良いんだよな?』

ドアの入り口にいたはずの漣が、近づいてきて耳元で話す。

「うんうん良いよ。」
やっと声が出るようになってきたので、適当に返事をした。