蓮がいない間、茶弥さん(蓮の執事)が世話とか、先生を代理でするらしい。 

茶弥さんは、〝高校教師か〜、初だな。〟なんて陽気に言っていた。 


ダメだ………涙が出そう。 

行かないで……待って……。

置いて行かないで……。 


声に出そうなのを必死にこらえる。 


『じゃあ、またな。俺様を忘れるな。忘れても俺様が現れたら思い出せ。』

玄関で深くキスをすると、蓮は行ってしまった。