「紗雄耶さん………ですか？」それは前、放課後で渡された紙に書いてある電話番号。

紗雄耶さんのだろう………多分…いや、絶対そうだよね？

「その可愛らしい声は莉緒ちゃんだよね。漣、俺の事言っちゃったんだ………。」
確かに声は少し低いな。……でも、言われなきゃわからないかも。　
「もしかして、声低いって実感した？」
えっばれた？

「あっ、いやっ、いえっ！」
裏声になっちゃった

「焦っちゃって、可愛らしい反応。」遊んでる！！

「ばっ馬鹿にしてるんですかっ！？」恥ずかしい〜！！　

「うん。君、可愛いから遊びたくなるんだよね〜。あっでも、遊ぶんじゃなくて、からかってるだけだよ。安心しな。」