「あの〜、明衣さん?どうしたの?」 明衣の焦りが移ったのか、嫌な予感がした。 「莉緒、噂………内容知ってる?」 明衣が私の両肩に両手を置いて、真剣な様子で言った。 怖い。噂ってなに? 「………知らないよ?」 おずおずと私は言った。 「あんた、伊崎家のメイドって事になってるよ。あははっ。凄い面白い!!アハハッ笑いが………涙出てくる!」 …………… はっ?