「なんでしょ〜うか〜！」
大きな声の持ち主は、運転している茶弥。
あぁこの車、広いうえに私達が一番後ろに乗ってるから、普通の声じゃあ聞こえないのね。　

「あの〜！！漣って、お坊ちゃんなんですか！？」
大きい声を出すと隣にいた子どｍ………もとい漣が『煩いぞ』と言ったが無視した。　

「はい〜！お父様が伊崎グループの社長さんです〜！」

「えっ………え"ぇぇぇぇぇぇ！！」凄いお坊ちゃんじゃないか！！！

『後は、俺様が説明するからいいぞー！茶弥ぁ！』
今度は漣が大声を出す。

「承知致しましたー！」
茶弥さんのいい声が聞こえてくる。