私は、漣の服を掴んで言った。

少し微笑み、私の髪を撫でながら言った。
『大丈夫に決まってるじゃん。嘘だよ嘘。俺様は、めっちゃ健康。』

「あのね、2つぐらい質問があるの。」

『ここにいちゃマズいのと、莉緒の家庭事情の事だろ?』

「大当たり!!じゃなくて、私は家庭事情なんてない!」

『いや、あるだろう。俺様が休んだから家庭事情。』

「随分と強引ね。」
皮肉な感じで言ってやった。 

『ほら、行くぞ。』

「どこへだ!」