花柚わ
一人で神戸の街を
ふらふらしてた。


頭から爪先まで
援交でもらった
お金で綺麗にされている

そんな花柚わ
普通に歩いていても
最低10人にわ
ナンパされていた。


『ねえ―可愛いね』

花柚わただにこっと
笑うだけ
慣れて居て当たり前だと
おもっている。


『あそばん???』

「え―?なにか
いい事してくれんの??」

『俺らの車で海いこうや』

「海いやあ―
この時期さむいから。」

淡々とした口調で
話す花柚。

男達わ
イラつきながらも
花柚くらいかわいけりゃ
いいといった様子だ。


「それより
あたしたまってんだよね」


花柚の予期せぬ
言葉に男達わ手をあわせて
喜んだ。



男わ
タクとライ。
20歳のギャル男だ。


まあ―顔わ
よくて花柚もあがっていた