あれ…


ここは…




「南?大丈夫?」


「おかあ…さん?」


いつの間にか…私は自分の部屋のベッドに寝ていた…



「な…んで?」


「やっぱり覚えてないのね…」


お母さんは深いため息をつき、微笑んだ…


「生物の時間…倒れたのよ?」


「えええ!?」


「それで…田崎先生が送ってきてくださったの!」


「うゎあ……」


「たぶん…寝不足かしらね?」


お母さんは私のおでこに触れた…


「そっかあ…」


「それよりぃ~」


ムフフと怪しい笑顔…


「な…に?」