「吉岡?どーかしたか?」


先生が顔をのぞきこんだ…


「え!?いや…なんでもないよ?」


私は顔をそむけた…


まだ赤い顔を見られたくなかった…


「ふーん…やっぱ変なヤツ…」

「あ…先生…さっきはごめんね?」

「ん?別にいいよ。でも、気をつけろよ?」

「いや…重かったでしょ?」

「はあ?全っ然!!ってか…お前細すぎだよ!!」


ペチっと腕をたたかれた…


「な!!なら先生もだよ!!」

「オレは普通だし!!吉岡はもっと太れよ!」

ケラケラ笑って、また段ボールを片付け始める…


だんだんと…段ボールはなくなっていった…