プルルル…
プルルル…


『はぁい、吉岡です』

「あ…お母さん?南だけど」

『あら…?南?今日はどうしたの?』

「連絡しないでごめんね?実は…先生の手伝いしてて…」

『そーだったの?…遅いから迎え行こうか?』

「あ…大丈夫…先生に送ってもらう」

『あら…そうなの?…じゃあ…大丈夫かしら?』

「うん…大丈夫だよ」


トントンと肩をたたかれた


「あっ…今、先生に代わるね?」

『あら?本当?なんか照れちゃうわ』

お母さんが笑った。
先生に携帯を渡した
「さんきゅ」

「ん…」

「あっ…初めまして、南さんの担任の田崎です」


それからしばらく先生は、お母さんと話した…

お母さんの声はわからなかったけど、なんだか楽しそうだった…