「あっ…おい!」


ドアに手をかけた時…


先生に止められた…



「はい?」


「遅くなったから…送ってく…」


先生は車のキーを揺らして見せた…


「えっ?…大丈夫ですよ、1人で帰れます…」


「こんな暗い中に生徒を1人で帰させることは教師として、できません!」


「で…でも…」


「ほらっ!行くぞ!」


先生は私の肩を押しながら、廊下へ出た…


『ち…近くない?』


なぜだか…ドキドキする私…