「…南?」 「んっ?なに?」 「明日って…はやく帰って来られる?」 お母さんはもう真剣な顔をしていた… 「明日はぁ…午前中に授業やって終わりだから、はやいけど…なんかあるの?」 「ほらっ…パパの…」 「あっ…そっか…」 私は壁にあるカレンダーを見つめた… 4月10日…