「おお!お前その笑顔なら、何人でも男落とせるぞ!」

「何よ!今さら気づいても遅いよ!」

「はいはい…ほら!今日は遠足だぞ!?もっと楽しもうぜ!」

オレは間中の背中を押した…


「…先生、ありがとう」

「おう!もっといい男見つけろよ!」


オレの言葉に頷き、間中はまたどこかへ走りだした…


ごめんな…

間中だけじゃない…

オレをスキになってくれた他の生徒も…

そのキモチはスゴイ嬉しいし、こんなオレをスキになってくれて感謝してる…

だけど…


オレには…


大事な…

大切な人がいるんだ…


オレはそんな想いを込めて、間中の背中に手を振った…