吉岡が助手席に座るのは3回目…


いや4回目?


まあいいや…


『お前軽すぎだよ!ちゃんと食べてんのか?』


オレはドキドキを隠すために、吉岡に声をかける…


『やっぱ先生が運んだんだ…ごめんなさい…』


しゅんと頭を下げる吉岡…


かわいすぎて思わず抱きしめそうになる…


『ばぁか!謝んなよ!こうゆう時は“ありがとう”だろ?』


頑張れオレ!!


まだダメだ!!


ちゃんと伝えるまでは理性を保て!!


『ん~…あ、ありがと』


『お…おう』


自分で言わせたくせに、何照れてんだよ!?


『あはは…先生顔赤い~』


『うるさい!』


オレは吉岡の頬をつまんだ…


軽く触れただけなのに…


オレは体中があつくなるような感覚がした………