さて…


どうしようか…


今日は…やめたほうがいいよな…


体調崩したら大変だし…


『じゃ…僕は…』


学校戻って仕事しなきゃだし…


オレは立ち上がり、帰ろうとした…


『あ…先生…』


『え?』


ふいに腕を捕まれ、動作を止められた…


『今夜……時間ありますか?』


『は…はい?』


『今日…私、夜いないんですよね…』


優しく微笑むその顔の奥に見えた本性…


もしかして…

そ…それって?


『…よかったら、南のそばにいてやってもらえませんか?』


『い…いいんですか?』


オレ…


教師でいられる自信ないんですが…


『うふふ…自分も体験しましたから…』


『え?』


『主人も高校の先生で…私は生徒だったんですよ…』


『そ…そうだったんですかぁ…』


『なので安心してくださいね?』


あはは…


おもいっきりバレちゃってるワケね…


オレのキモチは…