オレはまだ目を覚まさない吉岡を車に乗せ、吉岡の家へとむかった…


電話してみたら、吉岡のお母さんがちょうど家いて、ほっとした…


もし…いなかったら…


自分ん家に………



いやいや!!!


ダメだってば!!


犯罪になっちまう!!



オレはちらりと隣で眠る吉岡を見た…


すっかり爆睡してる…


無防備すぎる寝顔…


『元カレさんも…もったいないことしたな…』


こんなかわいいヤツと別れたなんてさ…


オレは押さえきれないキモチを無理やり押さえ込み、吉岡の家に車を進めた…