「どうせまた、授業中山近ばっか見てたんでしょ」

「お察しのとおりで」

私の想い人の朔真君は、私のななめ前。

横顔が見える絶景ポイントに見事当たった。

隣の席も「いいなぁ・・・」って思ったけど

さすがに心臓バックバクだもんね。


「梨麻、一途なところもいいけど・・・
ちょっとは考えましょ」

「はーい」

美咲は、スッと私に背を向けた。

すると、振り返ってニッコリ笑う。

「荷物取り入ってくるから、そしたらマックでも行こうよ」

「うん!!」

やったー!

美咲、めちゃ優しいから大好きだよー。