「それにしても、未来もフリーかあ…いい男はいないのかっつうのー!」
「あはは、だよね!」
「こーなったら未来!合コンしちゃうかあ?」
柚希はにっと笑い、あたしの肩をたたいた。
「この1週間でいい人がいなかったら考えるよ」
「わかった!でもぉ、会社にも胡散臭い奴しかいないじゃーん?平部長なんてさ…!!」
平部長とは21歳のデブ…の部長のことで、柚希は平部長に気に入られてるから、かなり嫌がってる。
「カラオケにまで会社の話、やめよ!!あー、平部長の顔が…」
あたしたちはそうつぶやきながら、時間になり、部屋から出て会計をすました。