私は、もう限界だった。


さびしくて、さびしくて。


側に、


視線の届くところに、




手の届くところに・・・。

いたかった。




夜、


手帳を引っ張り出して、




自分の気持ちに改めて気付いた。



手帳に番号は書いてあるのに。



紙きれも、



大切にはさんであって。




今までの私にはないこと。





「もう、無理・・・」



その一心で、




電話をかけた。