唇が離れると、

「えへへ//」

と照れたように笑う先輩。

可愛い。



「先輩…可愛すぎっ」


「ぁ、り…く…」


そんな可愛い顔で、そんな可愛い声で俺を呼ばないで。止まらなくなるから。


「だめだって…。」


少ししてやっと、二人の唇が離れた。



先輩の上がった吐息が部屋に響く。


「俺、幸せ…。」


ギューと、俺にすっぽり収まる小さい先輩を抱き締める。



「く、苦しいっ…」


「先輩が可愛いからいけない。」

「もう当分、キスは、おあずけだから。」


「えーーっ!!」