__________ ――――――― 高1の夏 やっと高校に慣れてきた頃。 昼休みに、ご飯を食べ終わった俺と友達の尚弥(なおや)は、中庭で昼寝をしていた。 『はいっ、お弁当♪』 可愛らしい声が聞こえた。俺はこの声で目を覚ました。 「うまそ~!サンキュー」 女の頭をぐしゃぐしゃと撫でる男。 「えへへ//よかった。じゃあ、食べようか。」 お弁当を食べながら、照れた顔をしている女の姿を見た。