布団をかぶってるみたいで、モコッとしていた。


「…せ、先輩?」


そういうと、布団から目だけを出した先輩。その目は潤んでいて、赤かった。



「何で泣いてるの?」


「……………」


白い肌がほんのりピンクになっていて、赤ちゃんみたい。

やばい、可愛い。



「陸…女の子……頭撫でられて………仲良さそう……だった。」


泣きながら言う先輩。


女の子?もしかしてさっきの見てたんだ。


「遥奈の事?」


「……よ、呼び捨てだし…」


「友達だよ。遥奈好きな人いるし。」



泣いている理由を聞いて、もしかして……と、俺は期待してしまった。



先輩、もしかして俺のこと――――……