それからというもの、彰人さんと二人で毎日楽しく過ごしています。




明日は、入学式。
そして、明、里奈、亮介さん、琴美さんとあの日以来会えるの。
入学式には、彰人さんが出席してくれるから、そのあとに会おうってさ。
明と里奈は今日入学式だったみたい。
行きたかったんだけど、色々準備しないといけなくて、行けなかったんだ。





だってね?


鍵を誕生日に貰って以来、はじめて使えるのも明日なんだもん!




そう、新居に明日引っ越しします。






「明日、皆で会えそうか?」



彰人さんは、お風呂上がりで上半身裸のまま、髪をふきながら私の隣に座った。




「うん、琴美さんも亮介さんも早退するんだってさ。何か悪いことしたかな…」



実は二人とも休みが取れなくて、明日会えないって言ってたんだけど、無理して予定合わせてくれたみたいで。




「気にすることはないさ。どうせ、二人も会いたがってるんだから」



「だと、いいなー。にしても、明日楽しみ!」



私は彰人さんの腕に抱き着いた。



「そうだな、亮介と琴美がどうなってるか気になるしな」



彰人さんは、頬を緩ませて言った。