「美空は?随分、亮介と仲良くなっていたようだが」
「え」
亮介さんと仲良くなってた?
あれ、先生目が笑ってないよ…。
「ち、違いますって!私は亮介さんに助けられただけで…お友達のような存在なんですよ…」
彰人さんの視線に、思わず語尾が弱くなる。
「そうでないと困る」
彰人さんは軽く私を抱き寄せた。
「先生、顔赤い…あれ、嫉妬?」
彰人さんは私を抱き寄せて顔を隠してるみたいだけど、バレバレ。
こんな表情見たことないかも。
これ、胸キュンでしょ。
「それより、敬語は止めてくれないのか」
「あはは…つい癖で…」