私は、先生を好きになった。
教師だから好きになったのではない。
先生という人間が、好きになったのだ。
桜の舞う季節、春に私達は出会って。
私が辛い時いつも、支えてくれた。
私に、最高の文化祭をくれた。














そんな日々は、文化祭が終わってから崩れた。
その時は知らなかったけど、生徒と付き合うってのは、教師側は大変みたい。
でも、一応私から別れたんだよ?
運命共同体だと、信じようってね。







それからどんな時も、先生を信じてきた…とは、言えないかな。
亮介さんに何度も励ましてもらって、琴美さんの優しさを何度も感じて、里奈と光の明るさに何度も助けられた。
私は、みんなが居たから頑張れた。





ホワイトデーの今日、私は先生の誕生日プレゼントを買いに来たんだけど…。