「説明は、歩きながらにしましょう。私の腕に掴まってください」





私は、戸惑ったけどこの人が言ってることが、嘘には見えず腕を掴んだ。




その瞬間、身体は空を飛ぶような感覚がして、気付けばお城へと着いていた。




「大丈夫ですか?」



「は、はい。あの此処は…」




「此方です。この場所は、天界の城でございます。キング様がおられる場所でもあります。それで、リオのことなんですが…」





要約すれば、リオの寿命前に儀式が終わらなかったそうで、寿命をもうすぐ迎えてしまうのだと、言う。