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あたしは大事なことを学んだ。

めちゃくちゃカッコいいのに、彼女がいないヤツは、




中身に問題がある!




「麻衣ー♪さっきの授業寝ちゃったから、ノート貸ーして☆」


「断る。」



ノートを借りに来た旭を軽くあしらう。つい1週間前まではこんな会話もドキドキだったのに、今はできるなら関わりたくない!


「貸してくんなきゃチューするよ。」


「チューしたら殴るよ。」


「ついこの間までは俺のこと好きだったくせに。」


「好きじゃないし!好きとか言ってないよね!?」


「でも千夏ちゃんがそう言ってたよ?」


「千夏ー!」


「あれ?ちがったっけ?」



雑誌をペラペラとめくりながらどーでも良さそうに答える千夏。


「違う!正確には好きになりかけてたの!」


「一緒じゃん。」


「いやだいぶ違うかんね!」


「てゆーか、チューしたなら付き合っちゃえばいーのに。」


「そうだよ麻衣!付き合っちゃおうぜ☆」


「変態は黙ってて!」


「あの俺、変態って名前じゃないんだけど…」


「どっちでもいいわ!」



あーもー最初の頃のカッコいいとか言ってキャピキャピしてた分のページ返してっ!