覚えてますか?授業が始まる。授業は眠くなるような物ばっかだった。ようやく昼休みになり、秋と教室を出た。すると放送が鳴った。
「杉浦愛美さん。生物室に来て下さい」 え。あたし?なんでだろう。
「愛美、悪い事でもしたの?。」
心配そうに秋が覗いて来た。
「知らない。でも大丈夫だよ。」
秋の肩をポンと叩くとすぐに生物室に行った。生物室は違う校舎にあって、この前(不思議さん)と会った方にあるらしい。
「気味悪い。」
一歩下がって帰ろうとしたら、いきなり生物室のドアが開いた。
「ちょっと、どこに行く気?入って。」
ドアの向こうには1回だけ会った事がある顔だった。
「あの~なんですか?」ドアの近くで固まっている、自分。メガネを外して椅子に座り、足を組んでこっちを見た。
「まじで忘れた?俺の事。」
下を向いてて良く見えない。