私の名前は杉浦愛美。16歳でピカピカの1年生。私は昔から好きな人がいた。名前は前田拓。世の中で言うと「幼なじみ」と言うが一度もそんな風に見たことがない。拓には好きな人がいるらしい。名前は知らない。拓は憧れの人だったりもする。
「愛美、行くぞ。」
私の手を強く引っ張る男。名前は前田正志。拓とは双子らしい…。いつものように笑う拓を見て今日も元気になれそう。と考えながら生活が始まる。新しい学校のせいか緊張している。
「こんにちは、秋て言うのよろしく。」可愛くて、優しそうな子。そして笑顔で話してくれた。昔誰かに言われた「歯を見せて笑うのは本当の笑顔」て言われた。だから秋の笑顔が本当なのがわかったよ。
「うん。私は愛美!!よろしく。」
今日は入学式のために早く帰れる。お祝いに買い物をする事に決めた。沢山買い物をしたせいか拓達は疲れていた。
「拓、ごめんね。付き合ってくれて。」
返事がない拓に心配になって拓の顔を覗き込んだ。
「顔色悪いよ。」
「え。大丈夫だから。」
拓が辛いと自分も辛くなるよ。ねぇ拓、本当の事言って。
「家に帰ろう。」
「嫌、平気だから。」全然平気に見えないよ。拓、嘘つかないで。
「拓、やっぱり。」
「だからだ、い…じ」目の前